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水虫治療は手荒な民間療法よりも真正面から新薬で

2019年09月08日
女性の脚と花

草履や下駄、雪駄といった履物よりも靴を履く生活スタイルに馴染んだ頃から日本人の足にも水虫という頑固な皮膚疾患が増えました。
水虫治療の民間療法の多さは水虫の歴史そのものであり、その痒みや臭いに悩む人たちが対処すべく思案した結果でもあります。

民間療法の例としては、酢や薄めた塩素系漂白剤に足を浸すという方法や、ヨードチンキやすりおろしたニンニクを塗る、かなり熱めの湯で洗う、直射日光に晒す、硫黄の成分を含む温泉に浸かるなど、中には聞いて驚くようなものもあります。

酢や薄めた塩素系漂白剤は確かに水虫の原因である白癬菌に直接接触すれば阻害しますが角質層に食い込んだものには効果はありません。
ヨードチンキやにんにくもまた同じです。

熱めの湯は一時的に痒みを忘れさせてくれますが白癬菌が死滅することはなく、また、熱い湯で患部がダメージを受けると症状は悪化します。
直射日光の熱線(赤外線)も効果はなく、紫外線も角質層の中までは全く効果が及びません。
硫黄の成分を含んだ温泉も効果があるとすれば表面的なものです。

長く言い伝えられた民間療法なのに決め手にかけるのは水虫治療としては効果が望めないからです。
しかもどれも荒療治です。
体に安全で確実な水虫治療を求めるのならばやはり新薬に頼るのが確実なのは間違いありません。
近年の水虫治療に使われる新薬の効果は市販薬であっても素晴らしいもので、特にラノコナゾール、テルビナフィン、ブテナフィン、アモロルフィンといった抗真菌剤はどれも白癬菌の生命活動そのものを強烈に阻害し殺菌します。

民間療法と新薬とを情報インフラでたとえるならば糸電話と光ファイバーほどの違いがあります。
安全性と効果の確実さから現実的な治療方法は各新薬を始めとする抗真菌剤のみです。

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